愛知県常滑市「INAX ライブミュージアム」
今回訪れたのは、やきももの街で知られる、愛知県常滑市にあります、
「INAX ライブミュージアム」に行ってまいりました。
私たちが普段から、設計やデザインに取り入れるタイルなどの「やきもの」をメインに展示しており、
普段から扱う、身近な商材ということで、非常に興味深く見学することが出来ました。
↑ 「窯のある広場・資料館」 (登録有形文化財・近代化産業遺産)
土管を焼いていた、大正時代の煙突と建物です。黒い建物と、赤いレンガの色の対比が
歴史とともに、存在感を出しています。
こちらは、「建築陶器のはじまり館」です。
大正から昭和初期に建てられた建築物を飾ったいろいろな「建築陶器」が展示されています。
打ちっぱなし杉板型枠のコンクリート仕上げが非常に綺麗でした。
↑ その中でも一番目を引いたのがこちら。
フランク・ロイド・ライト設計の、「帝国ホテル旧本館」の食堂の柱に使用されていたテラコッタです。
レプリカではなく本物だそうで、常滑で焼かれたタイルとテラコッタで装飾されました。
まさかここで、フランク・ロイド・ライトが手掛けたものを見れるなんて感激です。
↑ そのほかにも、「横浜松坂屋本館(写真上)」や「朝日生命館(写真下)」などの、大規模建築の
装飾として使われていた実際の陶器も見ることが出来ます。
(後ろは、鉄筋などが切断された断面などもあり、よりリアルさを感じました。)
↑ こちらは「土・どろんこ館」というところです。
子供たちが、やきものの原料である「土」に触れたり、遊んだりできる建物です。
こちらで驚いたのはなんと、・・・「トイレ」
装飾が、かわいらしいというか、何とも言えない感じになってました。
非常にカラフルで、日本にいるとは思えない、刺激的な空間でした。
そのほかにも、今回は時間がなく見学できなかったのですが、「世界のタイル博物館」や
「ものつくり工房」などの施設があり、やきものの魅力や、歴史を感じらる場所でした。
最後に・・・みなさんこちら何かわかりますか? ↓
(ヒントはあるものの下に何カ所か置かれていました。)
正解は・・・ツバメの巣の下に置かれている的(まと)のオブジェです。(糞受けですね。)
なるほどなぁと感心してしましました。(こちらももちろん、焼物です。)
こんな遊び心も感じられる 「INAX ライブミュージアム」
機会があれば是非訪れてみてくださいませ。
ザ・シーズン名古屋 / 表谷 興