京都庭園研修の紹介
みなさん、こんにちは。
ザ・シーズン 名古屋店の 竹内 です。
名古屋も、すっかり秋の紅葉で綺麗に色づいて参りました。
つい先日、紅葉も美しい事で有名な京都へ、名古屋メンバーで社内研修に行ってきました。
「 禅の庭 」をテーマに ” 天龍寺 ” と ” 妙心寺 ” を訪ねました。
いろいろと語りたいエピソードはありますが・・・、今回はみなさんと共有できる ” 庭 ”
にテーマを絞り、造園技法や特徴等をご紹介したいと思います。
場所は「嵯峨嵐山」、古都京都の文化財のひとつとして世界遺産にも登録されている天龍寺の中
にあり、この庭園は約700年前に天龍寺の開山である夢窓国師が、室町時代に作庭したといわれおり、
今でも当時の面影をとどめているそうです。
キーワードは ” 借景 ” 左手に嵐山,正面に亀山・小倉山があり、庭からの景色の連続性
が山の端と重なり、雄大な自然の一部として庭を感じずにはいられません。
様々なエッセンスが盛り込まれた庭園となっておりますが、初めての方には、まずこの造園技法を意識する
事をおススメいたします。いにしへの人々と同じ景色を見ていると思うと感慨深いものがあります。
天龍寺の北門を出るとすぐ、あの有名な竹林を見ることができます。
※一旦外に出ると再入場は不可なので、全て見尽くしてから出ると良いかも?注意してくださいね♪
キーワードは ” 音 ” 旧環境庁が、「残したい日本の音風景100選」に「京の竹林」を選出おり、
常に海外、日本を問わず観光客で混雑しており、どちらかというと見る事に注意を向けがちですが、
是非、竹の葉が擦れ合う ” 音 ” にも耳を澄ましてみてください。
場所が変わって「妙心寺塔頭 退蔵院」です。元信の庭は、” 画家 ” が造った珍しい日本庭園になります。
室町時代の画聖、狩野元信の作品であり、先ず絵を描き、その絵を元に庭の全てを立体的に
配置したとのこと。キーワードは ” 不変の美 ” 珍しい技法を用い造られた庭は、庭の背景に常緑樹を主に
植え、一年中変わらぬ美を求めた庭。立体的な絵画という視点で見ると、そこに不変の美を
感じずにはいられません。
同じく「退蔵院」内にある、余香苑(よこうえん)は1963年から3年の月日を費やし、かの有名な足立美術館
の庭園にも携わっている、昭和の小堀遠州と謳われた 造園家 中根金作氏 が設計施工した庭園です。
キーワードは ” 遠近法 ” 正面から庭園を見渡すと奥行き間が生まれ、広く見えます。・・・入り口から
撮影した場所までそれほど距離が離れてはいませんが、不思議とそう感じるのです。
様々な造園技法や経験を取得した達人だからこそ成せる技なのではないでしょうか?
★ 我々、名古屋メンバーも、日本庭園の技法を再確認し、そこから学び、現代のエクステリア&ガーデン
に活かし、緑を通して日本の街並みを美しくしたいと強く思うのでした。
ザ・シーズンでは、リフォーム工事も含めて、ご相談をお待ちしております。
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ご相談お待ちしております。
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