庭から駐車場へ!外構リフォーム工事が完了しました
皆様こんにちは。今日は名古屋市名東区で外構リフォーム工事が完成しましたので、そちらの実例をご紹介します。
最近、外回りのリフォーム工事をご計画されるお客様が、大変多くなりました。住まい環境を見直すキッカケは、環境の変化、価値観の変化、お子様の成長などなど、皆様それぞれ違いがあります。
私の家でも、間もなく子供が中学へ進学のため、一人部屋の準備をせがまれております。
さて、今回のリフォームテーマは、お庭から駐車場へのモデルチェンジです。今までお庭として活用されていた空間に、駐車場を増設のため、リフォーム工事を行いました。
まずは、写真をご覧下さい。最初が【完成】次が【工事前】です。
駐車場を増設した範囲は、建物向かって左側の間知石(ケンチイシ)土留めの部分になります。この間知石、皆さんの町でも、よく見かけませんか?高低差のある土地に訪れますと、多く使われております。硬質な御影石ですので、解体も一苦労です。
今回、設計で注力しましたのは、階段の動線計画、道路勾配の処理、そしてプライベート空間の確保です。
階段の動線は、道路から真っ直ぐだったものを、途中でクランクするよう変化を付けました。これにより、歩行する際の安全確保、且つプライベート空間の確保が、同時に実現出来ております。
道路勾配については、様々なシュミレーションを基に、お客様と最良な選択を行いました。
続きまして、別のアングルです。最初が【完成】次が【工事前】です。
外構工事を行う際、敷地と道路の高低差が発生する場合は、注意をしなけれないけない事があります。それは土留の計画です。
高低差が数十センチ程度なら、簡易的な土留めで済ましてもいいでしょうが、1mを超える場合、相応の計画が求められます。最近、大雨により、土砂崩れがニュースで取り上げられますように、土は水を含むと猛威を振るいます。それだけに様々な点に注意を払い、計画を立て設計を進めます。ここは費用云々ではないところですね。今回の実例では、構造計算が可能な特殊ブロックを用いて、現場条件に応じた仕様を計算し工事を進めております。
続きまして、次の写真です。門扉を開けて、家に向かうショットです。
高低差が発生する際、向き合わなければいけないポイントが、もう1つあります。それは階段です。階段段数は土地条件により異なりますので、高低差が大きいほど段数が増えます。段数が多いだけに、その存在自体に影響力が増しますから、実用的なものだけでなく、見た目の美しさも考慮して考える事が重要です。
そして、最後になりました、こちらのショットです。
やはり欠かす事のできない植栽。植栽があるのとないのとでは、全体の完成度に雲泥の差が生じます。玄関前の華やかさも一段と増し、上質で素敵なエクステリア&ガーデンの完成しました。
ありがとうございました。