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ザ・シーズンデザイナー 表谷 |愛知県犬山市「明治村」 訪問記
前回のブログの内容に「大正、昭和初期の建物はきれいですね。」
という話がありましたが、今回も大正時代の建物をご紹介させて頂きます。
先日、愛知県犬山市にあります、「博物館 明治村」というところに行ってきました。
名前の通り、明治・大正時代をテーマにしており、解体されゆく建造物の中から価値ある
物を選び移築を行い、それを保存・管理する博物館です。現在70件近くの建物が移築されています。
今回訪れた一番の目的は「帝国ホテル中央玄関」です。
帝国ホテルは、かの有名な「フランク・ロイド・ライト」の設計で、大正12年に完成しました。
完成披露式の当日に関東大震災が発生し、周囲の建物が倒壊・炎上する中、この建物の被害は
少なかったという逸話もあります。
建物内外に幾何学模様に彫刻された大谷石や煉瓦で装飾されているのが特徴的です。
非常に細かな造形になみなみならぬ「こだわり」を感じます。
建物内には、ライトがデザインした照明やテーブルなども飾られていました。
実際、「フランク・ロイド・ライト」が設計した建物に触れることで、
美しいものをつくるには、やはり「こだわり」が必要だ。ということを改めて
認識させられました。
そのほかにも興味深い建物が、まだまだありましたので、
またご紹介させていただければと思います。
ザ・シーズン名古屋 / 表谷 興