迎賓庭園 Part 2 〜 おしゃれな外構とお庭の設計工事はザ・シーズン世田谷で 2019/05/03
新緑の美しい緑色や、土や草の香りに、心が動かされる今日この頃、
春の風が快い季節となりましたが、如何お過ごしでいらっしゃいますか?
ザ・シーズン世田谷 デザイナーの永井です。
さて今回は、前回に引き続き 《 迎賓庭園 第2弾 》 を紹介させて頂きます。
まず、水景(滝とシャワーの2種類の水の演出)と自動散水(植木の水遣り)に使用する為、深井戸を掘りました。
地域の過去データに基づいて、事前調査を行い、水の有無や 深さ・成分を推測、ある程度の ” あたり” をつけてから掛かります。
見事っっっ 地中40m付近で 大量に水が噴出しました。
鉄分が多いため、専門のろ過装置を設置しています。
次に、構造物の工事です。
写真は、RC造(鉄筋コンクリート造)の配筋(鉄筋を組む作業)後の、型枠組み立て作業の風景です。
今回は、形状が複雑だったので、何度も何度も施工図面や意匠図面を起こし、型枠や土木の専門業社との入念な打合せが必要でした。
難しいとされる 壁面や天井のアール(曲線)に、細部までこだわった凹凸もプラスした 意匠塀 を、ミス無く 安全に 丁寧に 仕上げて下さった職人の方々は、当社の一つの 『 誇り 』 だと思います。
この後、生コン(レディーミクストコンクリート)を打設して、養生、コンクリートの強度が出るまで固まれば、型枠をばらして 表面の仕上げ作業に掛かります。
いよいよ メイン の 石積み工事 です。
前回 記載しておりますが、石材や樹木など 唯一無二 の材料は必ず 各地へ材料探しに走り、実際に目で見て、直接交渉して決めています。
写真の石は、 『 庵治石 』 という石材で、牟礼町と庵治町の境付近で採出される花崗岩の一種です。
風化変質に強く、質の高さと まだらな地模様に濃淡が出る事で、希少価値が高く、石材単価としては、世界一と評価されています。
この石を選んだ理由は、こちらのGardenでは、5種類の石材(庵治石・御影石・鉄平石・大谷石・ペンシルバニアクレイジー石)を使用しており、 メインの壁面=Gardenの主役 に相応しい 格上の風格(サイズ・形状・色目・質感・経年変化)を備えていた為です。
石屋さんには 着工半年前から、1石1石の 石の形状や4種類のサイズ、色目、分量 ( 特大石:大石:中石:小石=15:35:45:5 の壁面の割合 )の指示をし、 該当ずる石材を選りすぐって貰い、現物確認を繰り返し 石積みに臨みました。
H3.3mの石積みの為、安全性を考慮した工法や、” 美ART ” としてのデザイン性…、石工さん方とも 工事 数ヶ月前から 入念に 打合せや 試行積みを重ねました。
デザイナーの ” こだわり&熱い想い&感性 ” を、石工さん(職方さん)に伝える事は、毎回とても難しいです。
『 真に美しい空間造り 』を目指して、日々試行錯誤して励んでいます。
下の写真は、サブメインの石積みと、石貼りの作業の風景です。
鉄平石やペンシルバニアクレイジー石等の厚みの薄い石は、私は 写真のように層に積む (小端積み )と、その石の持つ魅力が最大限に発揮されると思います。
石の価値としては庵治石よりも劣りますが、 厚みのある石・薄い石、色の変化・濃淡、それらの配置バランス、目地(石と石の隙間)の深い浅い、コーナーの納め…
打合せを重ね 職人さんとイメージを共有し、職人さんの 『 匠の技 』 で、繊細な中にも重厚感の感じられる ART に変身しました。
次回は、《 迎賓庭園 第3弾 》造園工事について紹介させて頂こうと思います。
それでは…春陽のもと穏やかなる日々をお過ごしくださいませ。
有難う御座いました。
永井 友佳子
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