自然石の美しさを趣きを纏う和風モダン住宅
事例 NO. 810
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和モダンのテイストを纏う、オープンエクステリア。
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建築に合わせた色彩と、陰影を楽しむ自然石貼りの門袖。
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シンボルツリー:アオダモ、床はミストラルシルバーで舗装。
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アクセントスリットは室内へ光と風を取り入れる。
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境界壁の自然石、敷地の左右に強弱があることで建築を引き立てる。門扉:TOEX ライフモダン門扉。
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フラワーボックスにもアルミコーピングを設置する。車庫のラインは伸縮目地(エキスパンタイ)。
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庭の一部に採用した、Takasaho:エバーアートウッドフェンス。
CONCEPT
東京都心に残る古き良き時代を受け継ぐ美しい場所が開発行為などによって変化し目まぐるしく移り変わる環境もある。伝えるその場所の良さを継承し佇む空気を新しい装いで街並みに写し込みたいと思い、デザインされた新たな形で再現できたらという思いで作り出されたのが、この和モダンデザインのディテールを持ったこのファサード空間である。
閑静な住宅地は新しく変化した場所であった。駅前の立地となるこの場所は開発が進み、素敵な住宅地として新たに生まれ変わった。都心でありながらゆったりとした道路や起伏のある環境はとても素敵である。今回の計画は道路に面したオープンファサード、車庫とエントランスと門まわりが密接に絡み合う動線計画の難しさと意匠性のとり方は非常に難しいものでもあった。しかしながら魅せる演出という手法を施すことにより全ての環境に意匠性が高まるものへと変化させ、デザインを取り入れることにより住宅とのコラボレーションを実現させていった。時代の移りゆく流れは壁と床に自然石を採用することにより印象付ける。経年変化で起こる趣きや美しさはこの素材が引き受ける。建築物の意匠性を門袖に取り込むことによりトータルのデザイン演出となり、凹凸のある門袖が単調さを取り除く。玄関から続く車庫とアプローチの床は長尺サイズの自然石で動きを表し、途中で植栽目地を入れることにより全体的に硬くならない手法を用いる。またエントランスを構える門袖が固くならないように片方にはシンボルツリーとなるアオダモを配置して安らぎを取り入れた。車庫はオープンであるがゆえに見えることを想定して魅せる演出が取り込んである。コンクリート打ちで終わることなく黒のラインを入れることにより変化を持ち込んでいる。境界壁となる場所にも自然石を貼り、玄関前との繋がりを考えたデザインとなっている。庭には四季の変化をも意匠とすることが出来るようイロハモミジを選択。室内からと外からの目隠し効果にも役立っている。テラスへ続くアプローチは落ち着いた表情となるよう最小の化粧を施す。テラスは自分で楽しめるように少なくても家庭菜園が楽しめる土の部分を残した。全てを造り込むのではなく、自分で携われる場所があることはとても有意義な空間となると思います。
全体的には和の印象を持ったオープンファサードだが、素材の持つ個々の和主張がしっかりと写し込めているため、建物との一体感や門袖の存在感などを含めることの出来た飽きの来ない美しい顔となったと思っております。
閑静な住宅地は新しく変化した場所であった。駅前の立地となるこの場所は開発が進み、素敵な住宅地として新たに生まれ変わった。都心でありながらゆったりとした道路や起伏のある環境はとても素敵である。今回の計画は道路に面したオープンファサード、車庫とエントランスと門まわりが密接に絡み合う動線計画の難しさと意匠性のとり方は非常に難しいものでもあった。しかしながら魅せる演出という手法を施すことにより全ての環境に意匠性が高まるものへと変化させ、デザインを取り入れることにより住宅とのコラボレーションを実現させていった。時代の移りゆく流れは壁と床に自然石を採用することにより印象付ける。経年変化で起こる趣きや美しさはこの素材が引き受ける。建築物の意匠性を門袖に取り込むことによりトータルのデザイン演出となり、凹凸のある門袖が単調さを取り除く。玄関から続く車庫とアプローチの床は長尺サイズの自然石で動きを表し、途中で植栽目地を入れることにより全体的に硬くならない手法を用いる。またエントランスを構える門袖が固くならないように片方にはシンボルツリーとなるアオダモを配置して安らぎを取り入れた。車庫はオープンであるがゆえに見えることを想定して魅せる演出が取り込んである。コンクリート打ちで終わることなく黒のラインを入れることにより変化を持ち込んでいる。境界壁となる場所にも自然石を貼り、玄関前との繋がりを考えたデザインとなっている。庭には四季の変化をも意匠とすることが出来るようイロハモミジを選択。室内からと外からの目隠し効果にも役立っている。テラスへ続くアプローチは落ち着いた表情となるよう最小の化粧を施す。テラスは自分で楽しめるように少なくても家庭菜園が楽しめる土の部分を残した。全てを造り込むのではなく、自分で携われる場所があることはとても有意義な空間となると思います。
全体的には和の印象を持ったオープンファサードだが、素材の持つ個々の和主張がしっかりと写し込めているため、建物との一体感や門袖の存在感などを含めることの出来た飽きの来ない美しい顔となったと思っております。