東京駅開業100周年を迎えて

12月20日で東京駅が100歳になりました。

戦争で焼け落ちた３階部分が修復されて２年たちました。

新幹線で東京に行っても、地下通路をとおりぬけ、地下鉄を利用し目的地に慌しく向かってしまいがちです。

上京の機会があれば、時間に余裕を持って、地上に上がりゆっくり探索してみてください。

大正期に作られた姿が復元されている外観や天井レリーフを眺めていると、

行き交う人々がずっと昔の人のように感じられ、不思議なタイムスリップしたような感覚になってしまうので不思議です。

大正期や昭和初期の建物は、本当にきれいですよね。

別れや出会い、人生の旅立ち。ここで多くのドラマが展開されたことでしょう。

こんなすばらしい建築物と決して競うわけではありませんが、建物の外側を作る仕事を担う私も、

時を越えて心地よいと思っていただける空間を提供していきたいなと、改めて感じることができました。