モダンに格子を取入れた機能美ファサード

周辺が雑木林に囲まれ鎌倉らしい閑静な住宅街の角地に佇む黒い外壁が象徴的なお家。
使い勝手に困る駐車場脇の狭小部分の土地は１Fのウッドハイデッキと一体化したスペースにし自転車置場兼メインガーデンに。ご家族全員の自転車を隠す格子状のパーテーションはお子さんでも楽に開閉できる吊り扉にしています。その吊り扉をアーチ型にすることで空間を三次元化し土地全体の一体感を高めるようになっています。
玄関前の目隠しは全面を格子にはせず二つ以上の素材(石貼り門塀＆ウッド格子)で構成し道行く人たちに見た目の圧迫感を感じさせないようにしています。外壁の黒～格子のこげ茶～アプローチの赤茶と暗色の流れをつくりアーチ型吊り扉へと視線が繋がります。
バルコニーは半吹抜けということもあり屋外の心地よさを感じて頂けるように外部的要素を取入れ、塗り壁風花壇＆ベンチで構成しています。柱のないすっきりした座面だけのベンチと三角形の段違いの花壇が空間に奥行きと広さをもたらしています。荷重制限もあり花壇はラスカットボードで下地を作りその中にプランターをいれ植栽をしています。