オーストラリアの街並み　その１

セントポール寺院

　  これからオーストラリアの街並み等について何回かに分けてお話をさせて頂きたいと思います。今回は世界の住みたい都市No.１にも選ばれたことのあるメルボルンの街並みを紹介します。オーストラリアで最も人口密度の高い都市メルボルン。近代的な建物とビクトリア調の古い建物、そして自然が融合されたバランスのよい都市に感じられました。中心部から少し離れると完成な住宅街があったり、近代的なビル群が建ち並ぶハーバーがあったりと様々な姿を見ることができます。市街には多くの公園が点在しガーデンシティーという別名にふさわしく緑が溢れていました。

  メルボルン中心部には、ビクトリア調をはじめとする様々な歴史的な建造物と近代的な建物が混在しています。そしてその中に緑豊かな街路樹や公園が存在し、たがいが融合され、バランスのよい街に感じられました。街全体としては英国色が強く出ているように感じました。

フリンダース・ストリート駅近くにあるセント・ポール寺院を３方向から撮影してみました。街の中でも一際目立つ風格のある建築物です。一番左の画像は街のビル群を背景に見たセント・ポール寺院です。ミスマッチしていると思われる方もおられるかもしれませんが、個人的には新しい建物の中に寺院が飲み込まれてしまっているという印象を受けました。中央と右の画像については空間に余裕が感じられ、同じ寺院でもその威厳を示すかのごとく建立しているように感じられました。周囲の景色によって同じ寺院でも見え方が全然異なりました。

左の画像は街の中を自転車で通勤する人の姿を撮影しました。メルボルンでは自転車で通勤する人が多く見られます。これは自転車で通勤することでCO2を削減しようとする彼らの姿勢です。まずは個人からできることを始めるといった環境への強い意識は私たちも見習わなければいけません。

左の画像は街の中心部を巡回しているシティ・サークル・トラムという路面電車です。当時は無料で乗ることができました。市民のみならず観光客の私たちにもありがたい交通機関でした。

  右の画像はオーストラリア最大のゴシック建築であるセント・パトリック大聖堂です。先ほどのセント・ポール寺院と違い周囲が開けているのでその美しさが際立って見えます。聖堂の中に入るとその雰囲気に飲み込まれ、自然と身が清められるような感じがしました。聖堂の南にある大きなステンドグラスは太陽の光を受け光り輝き、その美しさはいつまで見ても飽きない優雅で気品のあるものでした。聖堂の中に入ったとき何故だか特別な時間を感じることができたように思います。聖堂内の撮影は残念ながら禁止です。

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