デザイナーがゆく◆建築と造園のやさしい関係～世田谷美術館～おしゃれな外構とお庭はザ・シーズン世田谷で

今回は、世田谷美術館の建物のご紹介です。
 
世田谷美術館は、世田谷のオアシスである砧公園の広大な敷地のなかに、ひっそりとたたずむように存在します。

建築設計されたのは、内井昭蔵氏
水平線を基軸とした、周囲に溶け込むような外観が特徴的です。
建築の外周を彩る、RC造の長い梁。
これは下部の植栽を絡めるパーゴラの役割もはたします。

連続する柱の三角形、これがモチーフとして随所に見られます。
アケビが絡んでいます。

三角形側面の四角形が連続する装飾
ディティールに神は宿るといいますが、細部までの表現が統一感をなし、とても美しいです。
屋外から建築という領域の中間に存在する連続するビーム(梁)、そして三角形柱のシークエンス。
ここに、このエクステリアの存在意義が発生します。
大地と風景、建築を違和感なくつなぎます。
 

美術館の敷地の中央には巨大な樹木があります。
あえてこれを残して、囲い込むように建築計画したのでしょう。
 

建築とそれによりそう外構エクステリア、さらに造園が一体化し、安定した景観を生みだしています。
 

大木の正体はなんとクヌギでした!
幹周りが3.15mもあるそうです。
 

砧公園ののどかな芝生広場です。
この後ろに東名高速が走っているなんて、思えないですね。
 

砧公園最寄り駅は用賀ですが、その隣町の桜新町にザ・シーズン世田谷店があります。
是非お店にもお立ち寄り下さい。
 
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