木目が映える茶庭の塀
杉板本実型枠で仕上げたRC塀が、コンクリートの硬さをやわらげる表情に。トクサなどの植栽とも調和し、静けさを感じる茶庭を包み込みます。
ご自宅の建て替えに合わせて茶室を設けることになったT様。「茶庭をつくりたい」というご希望を受け、住まいの外観を美しく引き立てる門まわりと、静けさを感じる庭を一体で計画しました。外構プランのテーマは「表裏一体」。ファサードには根府川石(自然石)を用いた門塀や重厚感のある黒い門扉を設け、茶庭側には杉板本実型枠(木目を転写したコンクリート仕上げ)によるRC塀を採用し、木目を美しく浮き上がらせました。さらに、既存の庭石や灯籠を再利用し、植栽デザインを組み合わせることで、和の趣を現代的に表現した和モダン外構・ガーデンデザインとなっています。
T様邸では、建物の表情をつくるファサードデザインと、茶室へ続く静かな茶庭という、異なる魅力を持つ二つの空間づくりが求められました。デザイナーが着目したのは、『表』と『裏』それぞれの空間が持つ役割でした。「表裏一体」をコンセプトに、住まい全体の調和を大切にした外構工事を進めました。
ファサードには、上質な根府川石を用いた門柱デザインと重厚な黒い門扉を採用し、すっきりとした建築に重厚感をプラス。一方、茶庭は杉板本実型枠の木目が美しいRC塀を背景に、既存の庭石や灯籠、面格子など思い出のある素材を受け継ぎながら再構成しました。石・鉄・木・緑が穏やかに調和する空間は、古き良き趣と現代的なデザインを融合させた「OLD NEW」の空間です。和風庭園の趣を受け継ぎながらも、現代建築に調和するデザインへと仕上げました。朝には木々の間から差し込むやわらかな光を眺めながらコーヒーを楽しみ、季節の移ろいを感じながらゆったりとした時間を過ごせる庭へ。住まいの顔となる門まわりと、やさしい光と風が通る茶庭が、和モダン外構として美しく響き合う新築エクステリアとなりました。
住まいの顔となるファサードには、根府川石を積み上げた門塀と、オーダーメイドの重厚な黒い門扉を採用。落ち着いた色合いと素材感が、すっきりとした建築をより美しく引き立てています。一方、茶庭側には杉板本実型枠による木目が美しいRC塀を設け、石・鉄・木・緑が穏やかに調和する空間を計画。「表裏一体」をテーマに、格式ある門まわりと心安らぐ茶庭が美しくつながる、建築と調和する和モダン外構となりました。
根府川石を用いた門塀とオーダーメイドの黒い門扉が、住まいの顔を格調高く演出。和の趣とモダンなデザインが美しく調和しています。
杉板本実型枠で仕上げたRC塀が、コンクリートの硬さをやわらげる表情に。トクサなどの植栽とも調和し、静けさを感じる茶庭を包み込みます。
自然な風合いを持つ根府川石を積み上げた門塀。建物に品格を添える門柱デザインとして、植栽の緑も美しく引き立てています。
玄関から茶庭へ続くアプローチは、訪れる人をやさしく迎える空間。竹や石、植栽が調和し、茶室へ向かう期待感を高めています。
思い出の品を取り入れたアイアンの面格子が、茶庭のアクセントに。古き良き素材を活かしながら、和モダン外構ならではの景色をつくっています。
現代的な石の筧(かけひ)を取り入れ、「OLD NEW」の世界観を表現。古い庭石との組み合わせが、茶庭に新たな魅力を生み出しています。
新築した茶室からは、やわらかな光と緑豊かな茶庭を一望。風が通り抜ける穏やかな景色が、くつろぎのひとときをもたらします。