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日吉(ひよし)は、神奈川県横浜市港北区の地名。住所表記上の「日吉」以外に、日吉本町・箕輪町・下田町も一般に「日吉」と呼ばれる。
なお、この項では横浜市側の日吉地区を扱うが、旧日吉村が矢上川を挟んだ現在の川崎市側にも広がっていたことから、川崎市側にも「日吉地区」が存在する(川崎市側には幸区日吉合同庁舎、日吉小学校、日吉中学校、幸警察署日吉交番等がある)。
最寄り駅は、東急東横線・目黒線の日吉駅。戦前から戦後にかけて、東急電鉄(旧:東京横浜電鉄)が住宅街として開発し、1933年(昭和8年)に東急が慶應義塾を誘致して進出が決定した。
かつては「東急電鉄発祥の地」記念碑が日吉二丁目に存在したが、2001年(平成13年)5月に撤去され、元住吉検車区内にある社員研修所前に移設されている。

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The Season Concept

ザ・シーズン ブランド コンセプト
デザイン

高いデザインでお客様の外構・庭への思いにお応えします。

施工品質

独自の審査に基づいた設計のもと、安全・安心な施工品質をご提供いたします。

アフターサービス

ご相談からアフターサービスまで専任デザインナーがサポートいたします。

保証
メンテナンス

確かな品質で、お客様に安心・快適な暮らしをお届けいたします。

Flow

ご相談から完成まで
ご相談から完成まで

より快適なエクステリア&ガーデンづくりの為に、ザ・シーズンはご相談から完成、アフターフォローまでのすべてのプロセスを重要な要素として大切にしています。すべては、お客様おひとりおひとりの満足の為に。ザ・シーズンデザイナー一同、皆様からのご依頼を心よりお待ちしております。

新築外構・新築エクステリア

 外構工事(エクステリア)は門扉・塀・エントランスアプローチ・駐車場等の家の外回りの工事を指します。建物を人に例えると、外構(エクステリア)は洋服です。センスによっておしゃれにもダサくもなります。生活に合わせたそれぞれのタイプ・スタイルの組み合わせで、いろいろな表情を持たせることが可能です。

1. 外構タイプ

1-1 オープンタイプ

オープンタイプ
オープンタイプ
門扉や塀で囲まず明るく、開放感があるのがオープンスタイルの特徴です。欧米の郊外の住宅によくある外構スタイルで、自由に門まわりや駐車スペースの配置やデザインができ、街並みに調和した空間が演出できます。ただし、近隣の人や通行人の視線を遮ることがないため、プライバシーの確保と防犯に対しての注意が必要です。

1-2 セミオープンタイプ

セミオープンタイプ
セミオープンタイプ
周囲からの視線を適度に防ぎつつ、開放感を持たせたスタイルです。目立たない門扉を設置したり、低めのフェンス、生垣などで囲みむことでオープンタイプよりもセキュリティーやプライバシーの保護を高めることができます。駐車スペースはオープンになるため、門まわりから駐車スペースへの動線にデザイン上の工夫が求められます。

1-3 クローズドタイプ

クローズドタイプ
クローズドタイプ
敷地の外周をすべて囲うスタイルです。プライバシー最優先で、周囲を気にせずプライベート空間を愉しめる庭を作りたい方にはお勧めです。高級感のある重厚で落ち着いた雰囲気を演出するのに向いています。閉鎖感を心配されることもありますが、変化をつけたデザインや色使い、素材や植栽等に工夫をすることで、お庭で過ごす時間に合わせたリラクゼーション空間を作ることができます。

2. 外構スタイル

2-1 ナチュラル

ーナチュラル
ーナチュラル
木・植物・石・花といった自然をモチーフにしたデザインが特徴。天然素材だけでなく、耐久性に優れた疑木・擬石コンクリートや人工木や木調のアルミのフェンスなど、さまざまな素材から選ぶことができます。

2-2 モダン

ーモダン
ーモダン
ベーシックな外構デザインに、現代的な要素をプラスしたモダンデザイン。 直線とシャープさが特徴となっており、ムダを省いたシンプルな美しさが魅力となっています。モダンデザインには、和モダン・洋モダン・シンプルモダンといった種類があり、さまざまな住まいのエクステリアに対応できるのが特徴。

2-3 エレガント

ーエレガント
ーエレガント
エクステリアデザインの中でも、クラシカルで伝統的な印象が特徴。「アール・デコ」の特徴にも見られる「直線的・幾何学的」な装飾を現代的に解釈し、優美さと品格を兼ね備えたデザイン。建物の表情を優美に演出するモールディングや、装飾性の高いロートアイアンのフェンスや門扉などで、洋風で気品に満ちた空間を演出します。

2-4 トラッド

ートラッド
ートラッド
トラッドは「トラディショナル」の和製英語。英国伝統のデザインは赤系のレンガや鋳物のアイテムをふんだんに用いて、重厚感と高級感のあるスタイル。また、植栽を適所に配置し、自然と調和した落ち着きあるフォーマルな英国庭園も魅力のひとつです。ほかに白っぽい木素材や瓦を使用し経年した風合いを楽しむ北欧風やテラコッタやコテムラの塗り壁でリゾート感があり開放的なデザインの南欧風。また、北米風はカントリー調のデザインやアーリー・アメリカンを思わせるようなオープンデザインで、フェンスやデッキにウッドを用いた優しいデザインが多く見られます。

2-5 和風

ー和風
ー和風
純和風エクステリアとは、屋根付きの門があり敷地を塀や壁で覆っているデザインのエクステリアです。お庭は、日本の伝統的な要素や素材、植栽などを多く取り入れたデザインで、石灯篭や観賞池などの本格的な日本庭園はもちろん、飛び石の園路やアプローチ、玉砂利で彩られた主庭、竹や人工竹などを用いた目隠しやフェンスなど、和の一部の要素を盛り込むだけでも十分に和の雰囲気を感じるお庭をつくることができます。また、和テイストを現代のデザインに取り込んだ和モダン。懐かしくも洗練されたデザインに仕上げることができます。

2-6 リゾート

ーリゾート
ーリゾート
リゾート風とは日常を忘れさせてくれるリゾートのような穏やかな時間が過ごせるエクステリア&ガーデン空間。リゾート風と言ってもバリ風のリゾート地中海風のリゾート、ハワイ風のリゾートといったように、リゾート地によって雰囲気が異なるため、まず具体的なコンセプトを決めることが必要です。

3. 外構(エクステリア)・庭(ガーデン)計画

新築でエクステリア&ガーデンを計画するとき、便利でおしゃれなデザインにしたいと思っても初めてのことで、実際に何が必要なのか具体的によくわからない場合もあるかと思います。新しい生活だけでなく将来のライフスタイルも想像して何が必要なのかしっかり考えましょう。

◆エクステリアを形成する部位・アイテム

・門扉
・門袖(門塀)…表札・ポスト・門灯・インターホンを設置する場所
・アプローチ(階段)
・手すり
・駐車場
・駐輪場

・フェンス
・テラス・ウッドデッキ
・オーニング
・植栽
・照明
・サービスヤード

3-1 門扉

ー門扉
ー門扉
ー門扉
ー門扉
クローズタイプやセミオープンタイプの外構の場合必要です。セキュリティーやプライバシー保護の意味合いはもちろんのこと、玄関に向かうアプローチの入り口として、デザインによってはその家の顔となります。門扉の選び方でセンスが試されます。

3-2 門袖(門塀)

門袖(門塀)
門袖(門塀)
表札・ポスト・門灯やインターホンなどを設置する場所。多くはエントランスの手前に設置します。機能的な役割はもちろんのこと、デザインによってはオブジェ的な存在にもなり、その家の個性を表現できます。また、多くのメーカーから様々なデザインで機能門柱としての商品も発売しています。

3-3 アプローチ

ーアプローチ
ーアプローチ
ーアプローチ
道路との境界や門まわりから玄関までをつなぐ通路を指します。敷地の形状等によっては、駐車スペースと兼用とする場合や階段を設ける場合などもあります。門回りと玄関の位置関係、道路と敷地の高低差によってその距離やデザインを決めていきます。歩きやすさを考慮した素材や形状にしましょう。
ーアプローチ ーアプローチ ーアプローチ

3-4 手すり

ー手すり
ー手すり
手すりには、転倒を防いだり、歩行や動作を円滑にしたりという役割があります。アプローチや階段、テラスやウッドデッキなど将来のことも考慮して設置を検討しましょう。

3-5 駐車場

ー駐車場
駐車場を含んだ新築の外構プランの場合、先ず、広い面積を必要とする駐車場のスペース確保が必要です。車の台数や停め方によって建物の配置や形状に大きく影響してきます。建物着工前に駐車場の位置とサイズは決めておきましょう。また、現在所有の車の大きさだけにとらわれず車の扉を開けた時のサイズや、車を乗り降りする時の人の動くスペースなど駐車場のサイズを決めるのに考慮しなければいけないことがたくさんあります。また、家族の成長によって将来的に車の車種や台数が変わることも考慮しましょう。 駐車場は単に車を停めて置くだけの場所とは限りません。洗車をしたり、お庭として家族でBBQなどしたりいろいろな使い方があります。水栓やコンセントなどの設置も考えておいたほうが良いでしょう。
ー駐車場

3-6 駐輪場

新築外構を計画する時に見落としがちなのが駐輪スペース。自転車は駐車スペースの脇に置いておけばいいかなと放っておくと、実際に生活してみると不便に感じたり、そもそも置くことができなかったり、なんてことにもなりかねません。自転車は思いのほか利用頻度が高いもの。毎日の生活で不便を感じないためにも、新築設計の際は必ずチェックしましょう。

3-7 フェンス

ーフェンス
ーフェンス
フェンスには下記のような様々な役割があります。お住いの地域の特性や自身のライフスタイルを考慮して設置の仕方を検討しましょう。
①敷地の境界を区切る…自分の土地をフェンスで囲む事によって、道路や隣地との境目が明らかになります。
②侵入者を防ぐ…フェンスによって内部と外部が仕切られるので不審な人物が勝手に入ってくるのを防ぎます。逆に、小さな子供やペットが道路に飛び出してしまう事を予防する事も可能です。
③外部からの視線を遮る目隠し…通行する人や車からの視線、または隣家の窓が自分の家の中をのぞける位置にある場合、視線を遮る位置に透過性の低いデザインのフェンスを設置する事で家の内部を他人に見られないようにできます。
④デザイン性を高める…様々なタイプのフェンスが販売されていますし、オーダーメイドでオンリーワンのフェンスを造作して設置する事も可能です。外構デザインのアクセントとして楽しみましょう。
ーフェンス

3-8 テラス・ウッドデッキ

テラス・ウッドデッキ
テラス・ウッドデッキ
室内と掃き出し窓や扉でつながり、さらに庭があれば庭にも行き来でき、屋内と庭を緩やかにつなげる役割を果たしてくれます。テーブルや椅子を出してそこで食事できるような様々なアクティビティが可能で、友人を招いてガーデンパーティをしたり、ガーデニングやヨガなど趣味を楽しむ場所にもなります。子どもやペットの遊び場にもなりますし、洗濯物を干すなど有効に利用する事も出来ます。テラスやウッドデッキがあることで生活がぐっと豊かなものになると言ってもいいでしょう。

3-9 オーニング

ーオーニング
ーオーニング
オーニングとは日よけ・雨除けという意味で、オープンカフェなどでよく見られる開閉式の屋根のことを言います。日差しが強い日や雨の日など使いたい時には広げ、必要のない時にはしまうことができるので、外観もすっきりとした雰囲気を維持できるエクステリアです。風の強さや日光の強さに合わせて自動的にセンサーで動くなど優れもののオーニングも増えています。

3-10 植栽

ー植栽
ー植栽
植栽とは、アプローチや玄関、庭などに植えられる植物のこと。 住む人が四季を感じて癒されるだけでなく、通りがかる人の目を楽しませる役割もあります。また、植栽は、目隠しとしてプライバシーを守る役割もあります。フェンスほど圧迫することなく通行する人や車、隣家からの視線を遮る事が出来ます。さらに、建物の窓の位置に合わせて樹木を植えれば、夏の強い日差しを遮るなど自然の遮光にもなります。 景観をよくするためや、防犯、環境改善などのために役立つ植栽ですが、植物は生物のため、水やりやお手入れなどきちんと管理できる範囲で取り入れましょう。お手入れが心配な方は、専門家と一緒にご計画を。緑のある生活を楽しみましょう。

3-11 照明

ー照明
ー照明
外構における照明は下記のような役割があります。それぞれの場所や用途に合ったタイプの照明を設置しましょう。
①安全…エントランス・駐車スペースや庭も夜間は暗さで視界が遮られ危険です。照明を設置すれば障害物や段差を夜間でも認識でき、安全が確保されます。
②空間の演出…夜間のお住いを印象的なものにしたい場合、照明がとても有効です。樹木や壁を際立たせて昼間とは違う趣にする事が出来ます。また、間接照明をうまく使えば、穏やかな光で落ち着いた雰囲気が演出でき、リラックス効果も得られます。
③防犯…照明の明るさは侵入者に入る気を起こさせず、不法侵入を思いとどまらせる効果もあります。夜間のライトアップは、防犯対策の一つとしてとても有効です。

3-12 サービスヤード・ストックヤード

サービスヤードとは、屋外に設けられた家事用のスペースで、一般的には台所に面したお庭の一部に置かれることが多く、選択物干しやペットの手入れやDIYなどを行う空間です。また、ストックヤードとは、ゴミ、紙、缶、瓶などの資源回収物や水や食料物、灯油やDIY用具などを保管しておくスペースのことです。

4.外構工事に掛けたほうが良いおすすめ費用

新築で家を購入することが決まった場合、ハウスメーカーや工務店のお見積りには外構工事費が含まれないことがあります。注文住宅では更地に建物を1から作るため、外構も含めて敷地全体を1つの住まいと考える必要があります。建物本体に費用が嵩み、なかなか外構まで費用が回らないという場合がありますが、建物のご購入金額に見合った外構予算をとるほうが良いでしょう。せっかくお金をかけて素晴らしい建物をたてても、低予算にしてグレードの低い素材を使った外構にしてしまっては見た目がちぐはぐになってしまい、せっかくの新しいお住いがいまいちなものになってしまいます。新築建物と同等のグレードでお考えなら建物ご購入金額の1割以上を目安に予算をお掛けすることをおすすめします。
また、「今回は予算がないからとりあえず一部分だけ、残りは後にしよう」とお考えになる方もいるかと思います。後の追加の工事の際に、初めに施工した部分とのつなぎの関係で解体などの予期せぬ用が発生し、結果トータルで考えたら費用が嵩んでしまったということもよくあるケースです。工事の時期がずれると経年による素材の味わいの進み方もちぐはぐになってしまいます。可能な限り新築時にトータルで外構計画をしましょう。

5.住んでみてから気付く外構のポイント

住んでみてから気付く外構のポイント

6.ユニバーサルエクステリアデザイン

ユニバーサルエクステリアデザイン
ユニバーサルデザインとは、「ユニバーサル」=「普遍的な、全体の」という言葉が示しているように、「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの人にわかりやすく、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることをいいます。
戸建住宅ではどんなユニバーサルなデザインがあるでしょうか。
ユニバーサルエクステリアデザイン ユニバーサルエクステリアデザイン ユニバーサルエクステリアデザイン

リフォーム外構・リフォームエクステリア

リフォーム後の快適な生活を過ごす家族

家族の成長とともに、最適な住まいのカタチは変化するもの。エクステリアはリフォームすることによって、便利になるのはもちろんのこと、建物の印象をガラッと変えたり、より快適な空間を演出したりすることが可能です。ライフステージに合わせて暮らし方そのものをリフォームしてみてはいかがでしょう。リフォームの場合、新築に比べ特殊要素含む工事になるケースが多い為、専門知識の豊富なプロにお任せすることをお勧めします。

1. エクステリアを構成する場所と
リフォームのポイント

1-1 門扉

セキュリティーやプライバシー保護の役割はもちろんのこと、玄関に向かうアプローチの入り口として、デザインによってはその家の顔となります。門扉が変わるだけでエクステリアの印象がガラッと変わることもあります。周辺環境に調和したセンスの良い門扉を選べばお住まいがより上質なものになるでしょう。

門扉選びのポイント
(1) 外からの家の見え方

門扉は、自宅敷地と道路との境界に位置しているものです。そのため、門扉の高さによって、外からの家の見え方が異なります。エクテリアのタイプ(オープン・クローズ・ゼミクローズ)を決定づける重要なアイテムとなります。門扉を決める際には、周囲のフェンスや塀と調和しているか考えましょう。高いフェンスや塀に隣接して低い門扉を設置するのは、見た目がアンバランスになる上に、外部からの侵入を容易にしてしまい、セキュリティ的にも良くありません。逆に門扉だけが目立って高くても、全体の景観を損ねてしまします。
また、門扉のデザインによる透過率によって敷地内の見え方が変わってきます。セキュリティやプライバシー面も考慮してデザインを決めましょう。

(2) 建物やエクステリアと
調和したデザインにする

門扉はそれ単体では素敵なデザインだったとしても、建物やエクステリアとテイストが合っていないと、ちぐはぐな印象になってしまいます。また、周囲の住宅のなかで浮いて街並みを崩していないかということも考えておかなければいけません。

(3) ライフスタイルに合った
開閉方法・サイズを決める

家族の成長に合わせてライフスタイルも変わります。毎日大きな荷物を持つようになった、子供ができてベビーカーを使うようになった、子供が成長して自転車で通学、または高齢になり車いすの生活になるなど、門を通るシチュエーションが変わってきます。門扉のサイズは設置できる場所の幅に左右されますが、両開き・親子開き・片開き・引き戸などから適した門扉を選択します。ちなみに、ベビーカーや車いすを使用する場合は引き戸が適しています。

(4) 施錠方法や様々な機能面を
考慮する

例えば施錠方法には、カードキーによる施錠や、シリンダー錠などといった選択肢があります。またドアの開け閉めは、ハンドルを回すものや、取っ手を引くものなどがあります。セキュリティ面を強化したい場合は電子錠を選びましょう。電子錠はピッキングで解錠することができない上に、自動施錠で鍵の閉め忘れを防ぐことができます。停電時に作動しないというデメリットが考えられますが、通常に使用している場合には確実にセキュリティを強化することができます。最近では玄関扉と門扉が同じキーで施解錠できたり、モニ ターを組み合わせた連動システムになっているものもあります。

1-2 玄関アプローチ

道路との境界や門まわりから玄関までをつなぐ通路を指します。門扉と同様に家族の成長に伴い通る人シチュエーションが変わってきます。安全で、なおかつ通るとワクワクするアプローチにリフォームしましょう。

玄関アプローチの
リフォームのポイント
(1) 素材の選び方

アプローチの床面はタイル・レンガ・自然石・コンクリートなど様々な素材があります。見た目の好みだけで決めず歩きやすさや安全性を重視しましょう。晴れた日は問題がなくても、雨や雪の日に滑りやすい素材があります。素材の特性をよく理解して選ぶことが大切です。またどんな靴を履いて歩くのかもイメージしてください。例えば、ピンヒールで歩く場合にはアティークなレンガや自然石などの凸凹した床材は適しません。

(2) 玄関までの動線を
しっかりイメージする

門を入ってから玄関へ着くまでの距離や動きを具体的にイメージしてみましょう。距離を短くすれば移動は楽になりますが、玄関ドアと門扉が直線でつながっていると、ドアを開けた時に家の中が丸見えになってしまいます。外からの視線をうまく避けられるよう、玄関ドアが見えすぎない位置に門扉や塀を配置することがおすすめです。同じくプライバシーの問題から、関アプローチはリビングに面する掃出し窓やトイレ・浴室の前を通らないように設計するのが望ましいと言えます。

(3) 道路から玄関までの高低差を
どう解消するか

高低差を解消する方法としては、階段やスロープがあります。高齢のご家族がいる、また老後に暮らしやすいようにしたいなどという理由から、近年ではアプローチにスロープを設置する家庭が増えています。階段は高齢者のつまずき事故が多い箇所ですので、スロープの設置は事故防止に効果的です。スロープは高齢者や体の不自由な方に便利というイメージがありますがベビーカーや自転車を玄関内に入れたい時などにも役立ちます。 階段にする場合は、安全に昇り降りするために1段の高さは低めに、踏面は広めに取りまう。立ち上がり部分の色を変えたり照明を設置したりすることで視覚的にも安全になりまスロープ・階段のどちらにも手すりを設置することでより安全性を高められます。

(4) アプローチを演出する

アプローチをリフォームする場合、安全性を重視するのはもちろんですがやはり見た目やデザインにもこだわりたいものです。
玄関アプローチをより自然に、温かく見せるために欠かせないものが植物です。石やコンクリートなどが持つ無機質な感じを緩和させ、配置の仕方によって目隠しや日よけなどの役割も果たします。通路の脇に植栽や花壇を並べれば、通る人に癒しや安らぎを与えてくれるはずです。
また、アーチやスクリーン、門袖壁や門柱などのエクステリア部材を組み合わせると、玄関アプローチのデザイン性がさらに高まります。アーチを設置してつる状の植物を絡ませたり、おしゃれなデザインのスクリーンを使って目隠し効果を向上させたりと、素敵な演出と機能的な役割を実現できるでしょう。

1-3 駐車場・ガレージ

家族の成長に合わせてリフォームが必要になってくる場所のひとつが駐車場です。「子供が免許を取って車の台数が増えた」、「自転車通学の子供の自転車の置き場所を駐車場に作りたい」、または「新車を購入したので屋根のない駐車スペースをガレージに変えたい」などいろいろな理由が考えられます。
敷地の広い面積を必要とする駐車場はおしゃれで機能的にリフォームすると住まいの印象が大きく変わります。

駐車場・ガレージリフォーム
のポイント
(1) 駐車場のタイプを決める

戸建住宅の駐車場は、屋根のない「オープンタイプの駐車スペース」や、柱と梁・壁・屋根があり建造物として独立している「ガレージ」、屋根だけの「カーポート」、建物の中に組みこむ ビルトインガレージ」、1階の一部を駐車場にし上部を住居などにした「ピロティ--タイプのビルトインガレージ」などがあります。 屋根のないオープンタイプの駐車場は建ぺい率などの規制を受けず、敷地さえあれば比較的簡単に工事できます。オープンなので、敷地全体が明るく広々感じます。防犯上、ゲートや跳ね上げ門扉、伸縮門扉などを設置しておくとよいでしょう。独立型のガレージやビルトインガレージは、車の保護や防犯面で優れています。ただし建築基準法の対象になる場合もあるので、事前に施工業者に確認しておきましょう。屋根のあるカーポートも規制の対象になるので注意しましょう。

(2) 駐車場の配置を決める

駐車場は玄関の近くに配置しましょう。リフォームの場合は場所が限られてきますが、玄関から離れ過ぎると使い勝手が悪くなってしまいます。また、前面道路の幅や出入りのしやすさ、安全性なども考慮が必要です。その上で、駐車台数や大きさ、ドアの開閉スペースなどを確認し、適する広さを確保します。自転車やバイクも置く場合や、駐車スペースが玄関アプローチも兼ねる場合などは、そのスペースを忘れずに確保しましょう。駐車に必要なスペースは、自動車の大きさや道路の幅、駐車方法によって変わりますので、事前にしっかり確認することが大切です。

(3) 床の仕上げを工夫する

床の仕上げは自動車が出た後を配慮して工夫したいものです。面積が広い分、この部分をおしゃれにデザインすることによってワンランク上のエクステリアになるでしょう。全面コンクリー駐車はし易いですが無機質なイメージになってしまします。例えば、芝生張りにして緑化ブロクや轍(わだち)を設けたりすると環境にも優しくコストも軽減できます。

(4) 駐車場の使い方をイメージする

駐車場は単に車を停めて置くだけの場所とは限りません。洗車をしたり、お庭として家族でBBQなどしたりいろいろな使い方があります。水栓やコンセントなどの設置も考えておいたほうが良いでしょう。

1-4 フェンス

フェンスには敷地の境界を区切って侵入者を防いだり、外部からの視線を遮る目隠しなどの役割があります。またデザイン性の高いフェンスは外構のアクセントにもなります。長く住んでいる間に周辺の環境が変化し、しっかりと境界を区切る必要が出てきたり、外部からの視線が気になりだしたり。安心・安全に暮らすためにリフォームでフェンスの設置をしましょう。

リフォームでフェンスを
設置する時のポイント
(1) 侵入者を防ぐための注意点

フェンスを設置することによって内部と外部が仕切られるため不審な人物が勝手に入ってくるのを防くことができます。逆に、小さな子供やペットが道路に飛び出してしまう事を予防する事も可能です。しかし、大人の靴が入ってしまうほどの隙間がある横桟や格子のフェンスは、隙間が足がかりとなりフェンスを乗り越えて侵入できてしまうので気をつけましょう。

(2) 目隠しフェンスを設置する時の
注意点

通行する人や車からの視線、または隣家の窓が自分の家の中をのぞける位置 にある場合、視線を遮る位置に透過性の低いデザインのフェンスを設置する事で家の内部を他人 に見られないようにできます。
お庭が道路に面していると、通行人からの視線が気になってしまいます。また洗濯物も丸見えになるのも気になります。お庭の周りや隣地との境界に目隠しをする場合はフェンスの目地幅(板と板の隙間)を考えます。 目地幅を狭くするとより目隠し効果が高くなるため、人通りが多く、普段から視線が気になる場合は、目地幅が狭い目隠しフェンスを設置しましょう。しかし、玄関など出入り口で外部からの視線が気になるからと言って目地幅の狭いフェンスで出入り口を隠しすぎてしまうと、不審者の存在も隠してしまうことになります。そのため不審者に周りが気づくような適度な隙間がある目隠しフェンスを選ぶことが玄関前の目隠しの重要なポイントとなってきます。

(3) デザイン性を高める

様々なタイプのフェンスが販売されていますし、オーダーメイドでオンリーワンのフェンスを造作して設置する事も可能です。外構デザインのアクセントとして楽しみましょう。

1-5. テラス・ウッドデッキ

せっかくお庭があっても過ごし方がわからずもったいないことになってはいませんか。テラスやウッドデッキは屋内と庭を緩やかにつなげる役割を果たしてくれます。テーブルや椅子を出してそこで食事できるような様々なアクティビティが可能で、友人を招いてガーデンパーティをしたり、ガーデニ ングやヨガなど趣味を楽しむ場所にもなります。子どもやペットの遊び場にもなりますし、洗濯物を干すなど有効に利用する事も出来ます。テラスやウッドデッキがあることで生活がぐっと豊かなものになると言ってもいいでしょう。

テラス・ウッドデッキを
設置する時のポイント
(1) 隣接する室内との調和を考える

テラスは室内と屋外の中間的なスペースです。リビングやダイニングから直接出入りができ、第2のリビングとして家族や仲間の憩いの空間になります。隣接するインテリアのデザインや材質と統一感を持たせたり、床との段差をなくしたりすると屋内との一体感が増し、お部屋を広く見せる効果が得られます。ウッドデッキの場合は室内のフローリングの板材とデッキ材の向きを揃えると良いでしょう。

(2) 日除けを設置する

屋外に日除けがあるとテラスやウッドデッキの活用方法が広がり、暮らしに余裕と楽しみが与えられます。日除けのタイプはいろいろありますが、ライフスタイルや周辺環境・予算に合ったものを選択しましょう。

・パーゴラ
…パーゴラは基本的にフレームだけで作られているので、日差しや雨をそれ単体では遮ることはできません。つる性の植物を絡めたり布を張ることで屋根を作る事により日差しや雨を遮るようにします。布製の屋根を張る場合、開閉ができるタイプのものを選ぶと、状況に応じて日差しをコントロールでき便利です。サイドに目隠しとなるフェンスなどを設置すると近隣や道路からの目隠しとなり、プライバシーを守ることができます。
・テラス屋根
…屋根が常設されているので天気を気にせずテラス・デッキを使用することができます。ただし建築基準法の対象になる場合もあるので、必ず事前に確認をしましょう。
・シェード
…シェードは必要な場所に専用の柱を立てて、そこに布を括りつけるだけの簡易的な日よけです。必要な時だけ設置することができ、比較的ローコストで設置できます。
・オーニング
…屋根が開閉式で使いたい時だけ使用することができ、外観もすっきりとした雰囲気を維持することができます。また、サイズが選べ狭い場所でも取り付けやすい商品です。
(3) 周辺環境に配慮して、
プライバシーの確保を工夫する

せっかくテラスやデッキを設けても、道行く人や隣家が気になってはくつろぐことはできません。敷地内だけでなく、敷地の外からのテラスの見え方にも注意することが大切です。テラス・デッキといった単体のプランニングではなく、敷地全体をトータルに、目隠しになるフェンスや植栽プランなどと合わせて検討するようにしましょう。

2. エクステリアリフォームの
知っておくべきポイント

2-1 リフォームの目的を
明確にする

例)使っていなかったお庭を家族でアクティブに過ごせる空間にしたい。

まずは、リフォームの目的を明確にすることが大切です。目的があいまいなままリフォーム工事を行うと、後から「ここはしっかり考えておくべきだった」「無駄なスペースになってしまった」などの問題点が出てきてしまいます。再びリフォームが必要になり、さらに費用がかかってしまうことになるのです。目的を明確にすることで、具体的な無駄のないプラン を立てられます。

2-2 現在の問題点を
明らかにし、改善策を
考える

例)壁が汚れてきた。防犯面にも不安が…。

エクステリアのリフォームを成功させるためには、現在の問題点をピックアップすることが大切です。どのようなところに使いづらさや不便さを感じるのか、しっかり把握しましょう。そして、その問題点がどうすれば解消できる改善策を見つけ出しましょう。ただし、素人目線では分からないことが多いので、信頼できるプロのエクステリアデザイナーと話し合いプ ランを詰めていきます。

2-3 動線のつながりを
考える

エクステリアは、さまざまな場所で構成されていますが、それぞれの動線を踏まえて考えることが成功のポイントです。敷地・建物プラン・カーポート・アプローチ・庭の位置など、動線のつながりを考えることで、住みやすく使いやすい空間となります。それぞれ個別に考えてしまうと、リフォーム後に「通りにくい」「使いづらい」と感じる原因になるので注意が必要です。日ごろ家族がどのように行き来しているのか、動線を見直してみましょう。

2-4 大まかな予算を決める

大まかな予算も決めておきましょう。エクステリアと外構のリフォームは、使用する素材や建材によっても費用が大きく異なります。どこに費用をかけるのか優先順位をきちんと決めておかなければ予算オーバーになってしまいます。なるべく予算内で抑えられるように、リフォームの優先順位を決めることも大切なポイントとなります

庭・ガーデン

 ご自宅に憧れの庭がある暮らしというのは、戸建てならではの醍醐味と言えます。
お庭づくりを考える時、「素敵なリゾート風なお庭にしたい」「自然や季節を感じるお庭にしたい」など理想のお庭をイメージすると思います。しかし、庭造りを失敗してしまうと住まい全体の印象を落としてしまうことにもなりかねません。しっかりとポイントを押さえて理想のお庭を手に入れれば、暮らしの質がぐっとアップするでしょう。

1. 庭の目的(使い方)を明確にする

 まず初めに、お庭をどう使いたいかを具体的にイメージすることが大切です。それによってそのお庭の存在意義を明確にすることが大切です。

1-1 お庭を第2のリビングとして使う

 まず初めに、お庭をどう使いたいかを具体的にイメージすることが大切です。それによってそのお庭の存在意義を明確にすることが大切です。

お庭でくつろいだり、食事をしたりしたい。また家族や友人とガーデンパーティーをして楽しみたいという場合はテラスやウッドデッキを主体としてお庭の構成を考えましょう。テラスやウッドデッキはヨガやガーデニングなどの趣味を楽しむ場所にもなるなど、いろいろな用途に使用することができます。
お庭を第2のリビングとして使う
テラス・ウッドデッキを
設置する時のポイント
(1) 隣接する室内との調和を考える

テラスは室内と屋外の中間的なスペースです。リビングやダイニングから直接出入りができ、第2のリビングとして家族や仲間の憩いの空間になります。隣接するインテリアのデザインや材質と統一感を持たせたり、床との段差をなくしたりすると屋内との一体感が増し、お部屋を広く見せる効果が得られます。ウッドデッキの場合は室内のフローリングの板材とデッキ材の向きを揃えると良いでしょう。

隣接する室内との調和を考える
隣接する室内との調和を考える
(2) 日除けを設置する

屋外に日除けがあるとテラスやウッドデッキの活用方法が広がり、暮らしに余裕と楽しみが与えられます。日除けのタイプはいろいろありますが、ライフスタイルや周辺環境・予算に合ったものを選択しましょう。

・パーゴラ
…パーゴラは基本的にフレームだけで作られているので、日差しや雨をそれ単体では遮ることはできません。つる性の植物を絡めたり布を張ることで屋根を作る事により日差しや雨を遮るようにします。布製の屋根を張る場合、開閉ができるタイプのものを選ぶと、状況に応じて日差しをコントロールでき便利です。サイドに目隠しとなるフェンスなどを設置すると近隣や道路からの目隠しとなり、プライバシーを守ることができます。
・テラス屋根
…屋根が常設されているので天気を気にせずテラス・デッキを使用することができます。ただし建築基準法の対象になる場合もあるので、必ず事前に確認をしましょう。
・シェード
…シェードは必要な場所に専用の柱を立てて、そこに布を括りつけるだけの簡易的な日よけです。必要な時だけ設置することができ、比較的ローコストで設置できます。
・オーニング
…屋根が開閉式で使いたい時だけ使用することができ、外観もすっきりとした雰囲気を維持することができます。また、サイズが選べ狭い場所でも取り付けやすい商品です。
(3) 周辺環境に配慮して、
プライバシーの確保を工夫する

せっかくテラスやデッキを設けても、道行く人や隣家が気になってはくつろぐことはできません。敷地内だけでなく、敷地の外からのテラスの見え方にも注意することが大切です。テラス・デッキといった単体のプランニングではなく、敷地全体をトータルに、目隠しになるフェンスや植栽プランなどと合わせて検討するようにしましょう。

1-2 お庭で遊ぶ(活動する)

セミオープンタイプ
セミオープンタイプ
 お子さんやペットとお庭で遊びまわりたいという場合にはあまり作りこみすぎず、広いスペースの芝生や人工芝敷きなどのシンプルなお庭にして安全に走り回れるスペースを作りましょう。シンプルなお庭は、将来お子さんが成長し庭で遊ばなくなった時、リフォームしやすいというメリットもあります。

1-3 お庭の景色を鑑賞する

クローズドタイプ
クローズドタイプ
 家の中から、またはお庭に出てお庭の景色を楽しみたい場合、樹木や草花、花壇やオブジェなど好きなものをただ並べるだけではちぐはぐになってしまい美しくありません。庭造りには洋風、和風に関わらず伝統的なルールがあります。樹木の配置の仕方、それぞれのしつらえの仕方などきちんと勉強するか、知識の豊富なプロにお任せしましょう。

2. デザインを決める

2-1 ナチュラルスタイル

ーナチュラル
 木材・自然石・樹木・草花といった自然をモチーフにしたデザインが特徴。天然素材だけでなく、耐久性に優れた疑木・擬石コンクリートや人工木や木調のアルミのフェンスなど、さまざまな素材から選ぶことができます。

2-2 モダンスタイル

ーモダン
ーモダン
 ベーシックなデザインに、現代的な要素をプラスしたモダンデザイン。 直線とシャープさが特徴となっており、ムダを省いたシンプルな美しさが魅力となっています。モダンデザインには、和モダン・洋モダン・シンプルモダンといった種類があり、様々な住まいのお庭に対応できる。

2-3 エレガント

ーエレガント
 エクステリアデザインの中でも、クラシカルで伝統的な印象が特徴。「アール・デコ」の特徴にも見られる「直線的・幾何学的」な装飾を現代的に解釈し、優美さと品格を兼ね備えたデザイン。建物の表情を優美に演出するモールディングや、装飾性の高いロートアイアンのフェンスやアーチなどで、洋風で気品に満ちた空間を演出します。

2-4 トラッドスタイル

ートラッド
 トラッドは「トラディショナル」の和製英語。英国伝統のデザインは赤系のレンガや鋳物のアイテムをふんだんに用いて、重厚感と高級感のあるスタイル。また、植栽を適所に配置し、自然と調和した落ち着きあるフォーマルな英国庭園も魅力のひとつです。ほかに白っぽい木素材や瓦 を使用し経年した風合いを楽しむ北欧風やテラコッタやコテムラの塗り壁でリゾート感があり開放的なデザインの南欧風。また、北米風はカントリー調のデザインやアーリー・アメリカンを思わせるようなオープンデザインで、フェンスやデッキにウッドを用いた優しいデザインが多く見られます。

2-5 和風スタイル

ー和風
ー和風
 日本の伝統的な要素や素材、植栽などを多く取り入れたデザインで、石灯篭や観賞池などの本格的な日本庭園はもちろん、飛び石の園路やアプローチ、玉砂利で彩られた主庭、竹や人工竹などを用いた目隠しやフェンスなど、和の一部の要素を盛り込むだけでも十分に和の雰囲気を感じ るお庭をつくることができます。また、和テイストを現代のデザインに取り込んだ和モダン。懐かしくも洗練されたデザインに仕上げることができます。

2-6 リゾートスタイル

ーリゾート
ーリゾート
 リゾート風とは日常を忘れさせてくれるリゾートのような穏やかな時間が過ごせるガーデン空間。リゾート風と言ってもバリ風のリゾート地中海風のリゾート、ハワイ風のリゾートといったように、リゾート地によって雰囲気が異なるため、まず具体的なコンセプトを決めることが必要です。
     

3. 動線を考慮する

 お庭のデザインは、門から庭へ、庭から玄関へ、駐車場から庭へなどの人の動きをイメージして考えましょう。それぞれの場所に導くアプローチを設けることで、ライフスタイルに合ったよいお庭にすることができます。庭に設けたアプローチは動線を作るだけではなく、空間に遠近感、奥行きを持たせる効果もあります。自然石やタイル、レンガ、砂利などでおしゃれに造られたアプローチが庭全体のデザインの要になる場合もあります。

ーリゾート

4.プライバシーと防犯を考える

 どんなに素敵なお庭でも外から丸見えになってしまうような状態は落ち着きませんし、防犯上よくありません。塀や庭の植栽は、外からの目線からプライバシーを守るという役割もあります。ただし、塀や樹木で覆われすぎた庭は日当たりも悪く閉塞感もあり、近寄りがたい印象になる可能性もあります。また、このようなお庭は泥棒にとっても好条件の家になってしまう可能性もあるのです。一度侵入したら外から目撃されにくいため、泥棒のターゲットになりやすい家、となってしまいます。プライバシーと防犯の両面をしっかり考えて塀や樹木の配置をデザインするようにしましょう。

ーリゾート

4-1 フェンスで目隠しする

ーナチュラル

4-2 樹木で目隠しする

ーモダン
ーモダン
 塀やフェンスで目隠しをする場合、設置の仕方によっては「いかにも目隠し」という印象を与え、お隣さんなどに良くない心象を持たれてしまう事もあります。それに比べ樹木での目隠しは圧迫感もなく、その存在感は自然なものになります。また、樹種によっては程よい隙間もあり、侵入者があれば周囲から目撃できるという点は防犯面でも良いと言えるでしょう。ただし、植物は成長します。常緑樹を選んでも葉っぱは落ちますし害虫や病気にも気を付けなければなりません。お掃除や剪定など定期的なメンテナンスが必要となってきます。

5.安全面を考慮する

 お庭は家族にとって安全に過ごせる場所でなければいけません。お子様や大切なペットが庭で遊ぶ場合には怪我をしないよう地面を芝生にするなどの工夫をしましょう。また、遊ぶスペースを大人の目が届きやすい場所に配置することをお勧めします。キッチンや、リビングなどから見える場所に芝生などを敷いて遊び場にすると景観の上でも良い配置になります。そして、滑ったりつまずきやすいような床材を使用することも避けなければいけません。将来のこともイメージして高齢者でも子供でも安心して過ごせるユニバーサルな考えを意識しましょう。また、防犯上の対策も兼ねて、夜間に庭が暗くなりすぎないように照明を設置しましょう。ライトアップは安全面や防犯面だけではなく、見た目にもお住まいを美しく輝かせてくれます。

 
ーリゾート
ーリゾート

6.植栽計画をする

 植栽はお庭造りにおいて重要なポイントとなります。様々な樹木や草花によって庭が四季を感じる癒しの空間となります。しかし、植物ががどのように生長していくか、害虫などが付きにくくないかといった植物の性質をきちんと把握せず、メンテナンスを怠るとかえって見た目が悪くなったり、樹木や草花を枯らしてしまう事になります。庭木をどこに植えるのか、またどのような目的で植えるのかによっても選ぶべき庭木の種類は異なります。庭木の配置と目的を決めたうえで、植える庭木の種類を決めていきましょう。環境に合わない場所に庭木を植えると、しだいに弱っていってしまいます。環境に合わせて庭木を植えることはとても重要です。まずは、知識の豊富なプロにライフスタイルに合った植栽計画をしてもらいましょう。

植栽計画をする
植栽計画をする

6-1 庭木を植える場所

庭木を植える場所
庭木を植える場所
どの植物ももともと自生していた原産地があり、その土地に似た環境でないとしっかり育ちません。例えば暑い国が原産の植物を寒いところで育てて枯らせてしまったり、日陰を好む植物を日当たりの良い場所で育てて枯らせてしまった経験がある人もいると思います。どういう場所を好むのかを理解した上で植える場所を決めましょう。

6-2 庭木を植える目的

① 庭のシンボルにする
お庭のフォーカルポイントになる場所や中心、人の集まる場所などに植えます。シンボルツリーにルールはありませんが、花や実、紅葉など、1年を通して楽しめる樹木を選ぶと良いでしょう。
ーモダン
ーモダン
② 緑陰を作る
樹木を植えて木陰(緑陰)を作る事で、日差しを遮るとともに、床面の蓄熱や照り返しをも緩和できます。デッキやテラスの木陰作りに最適なのが落葉樹です。夏は強い日差しを遮り、冬は落葉してあたたかな陽が入ります。
ーモダン
ーモダン
③ 目隠しにする
周囲の視線からプライバシーを守るため庭木で目隠しをすることができます。どの部分をどれくらい隠したいかによって、目隠し用の木の植え方は変わってきます。見られたくない場所の前に一本、または数本だけ横に枝が広がる木を植え、さりげない目隠しとする方法や、生垣のように同じ種類の木をたくさん並べて、完全に見えなくする方法などがあります。 目隠し用として選ぶ樹木は、目的によって必要な枝葉の密度や広がり方が変わってきます。 ただし、機能性だけを重視しすぎると違和感が生じてしまうこともあります。あくまで庭木の一つなので目隠しとしての機能を重視しつつ庭のデザインを崩さないような樹種を選びましょう。
ーモダン
ーモダン

6-3 草花でガーデニングを楽しむ

 季節ごとにカラフルなお花が咲き乱れるお庭ってあこがれますよね。ガーデニングをすると見た目が美しいのはもちろんのこと、手をかけて育てることに喜びを感じたり、季節を敏感に感じたり、暮らしがより豊かになります。家族やご近所さんとの会話も増えるでしょう。一から自分で植物を選んで植えるのもいいですし、最初はプロにお任せしてもいいと思います。ただし、どちらもその後ほったらかしではお庭が台無しになってしまします。植物に愛情をもってメンテナンスすることが大切です
草花でガーデニングを楽しむ
草花でガーデニングを楽しむ
草花でガーデニングを楽しむ

照明(ライティング)計画

照明(ライティング)計画

 お住いの外構(エクステリア)やお庭(ガーデン)の計画をする時に、忘れてはいけないのは照明(ライティング)計画です。照明は意匠的にも機能的にもとても重要な役割を果たします。外構やお庭に適切に照明を設えることが出来れば、建物全体の印象もグッと良くなります。また、日々のライティングは生活に豊かさを感じさせ安心感も得られるでしょう。素敵なライティングで暮らしの質をランクアップすることができます。
ここでは、外構・お庭のライティングを成功させる秘訣をご紹介します。

1. 照明の役割

外構における照明には、さまざまな役割があります。それぞれの場所や用途に合ったタイプの照明を設置しましょう。

1-1 安全を確保する

 お住いの様々な場所、エントランス・アプローチ・駐車スペース・庭など夜間は通行する際、暗さで視界が遮られ危険です。適切な場所に照明を設置することによって、夜間でも障害物や段差を認識でき、安全に通ったり移動することが可能となります。

安全を確保する1
安全を確保する2
安全を確保する3

1-2 意匠(空間の演出)

意匠(空間の演出)
意匠(空間の演出)
お気に入りのお庭も照明なしでは夜間は真っ暗になり、せっかくの景観を楽しむことができません。照明を使って樹木や壁などを際立たせることによって、昼間とは違う趣にする事が出来ます。また、間接照明をうまく設えれば、穏やかな光で落ち着いた雰囲気が演出でき、リラックス効果も得られます。
また、ファサードに設置した照明の灯りは夜間のお住まいを印象的なものにし、こだわりの外観をより美しく見せることができます。

1-3  機能的な役割

機能的な役割
機能的な役割
夜間に庭で何かをしようと思っても、真っ暗では何もできません。しかし、庭に照明を設置することで夜間の庭を部屋の延長のように使用することも可能になります。照明の灯りは活動範囲を広げる役割を持っています。また、門周りの照明は来客が夜間に表札を確認したり、インターホンを鳴らす為になくてはならないものです。照明の灯りはそれぞれの場所で機能的な役割があります。

1-4 防犯

防犯
 暗い家と明るい家では、どちらが侵入者にとって都合が良いかは一目瞭然です。家の周囲の暗がりや死角を明るく照らすことは、不審者や犯罪者に侵入を思いとどまらせる効果があります。夜間のライトアップは、防犯対策の一つとしてとても有効です。

2. エクステリア照明の種類

エクステリア照明に使われるライトのバリエーションは、取扱いメーカーによって種類や呼び方が異なりますが、一般的によく採用されているライトをご紹介します。

2-1 バリエーション

形状(イメージ) 種類 形状(イメージ) 種類
門柱灯 〈門柱灯〉 スポットライト 〈スポットライト〉
門柱や門袖の上に設置し門回りを照らす照明 照らしたい場所に光を当てる照明
ポーチライト 〈ポーチライト〉 フットライト 〈フットライト〉
建物の玄関周辺や門柱などに取り付ける照明 足元を照らす照明
ウォールライト 〈ウォールライト〉 ダウンライト 〈ダウンライト〉
壁面に取り付けて周囲や表札などを照らす照明 天井から床面を照らす照明
ポールライト 〈ポールライト〉 バーライト 〈バーライト〉
地面から柱が立ち、光源を高くした照明 棒状になった照明
グランドライト 〈グランドライト〉 フロアライト 〈フロアライト〉
アプローチやテラス・デッキなどの床面に埋め込む照明 地面の上に置く照明
形状(イメージ) 種類
門柱灯 〈門柱灯〉
門柱や門袖の上に設置し門回りを照らす照明
スポットライト 〈スポットライト〉
照らしたい場所に光を当てる照明
ポーチライト 〈ポーチライト〉
建物の玄関周辺や門柱などに取り付ける照明
フットライト 〈フットライト〉
足元を照らす照明
ウォールライト 〈ウォールライト〉
壁面に取り付けて周囲や表札などを照らす照明
ダウンライト 〈ダウンライト〉
天井から床面を照らす照明
ポールライト 〈ポールライト〉
地面から柱が立ち、光源を高くした照明
バーライト 〈バーライト〉
棒状になった照明
グランドライト 〈グランドライト〉
アプローチやテラス・デッキなどの床面に埋め込む照明
フロアライト 〈フロアライト〉
地面の上に置く照明

2-2 センサーライト

センサーライト
暗くなってから明るくなるまでずっと点灯させておきたい照明の事を「常夜灯」と言います。対してセンサーライトは、スイッチではなく人の動きや明るさに反応して、点灯したり消灯したりする照明です。住む人にとって便利で省エネにもなります。さらに、防犯の点でも高い効果を発揮します。

① センサーライトの用途

・「常夜灯」としてはつけておきたいが、深夜は光を落としたい場合(人が近づくと明るく点灯)
・人が近づいた時のみセンサーで点灯させたい場合
・暗くなると点灯するが、深夜は消灯させたい場合など

タイマーも併用し、それぞれに合ったセンサーライトを選びましょう。

② センサーライト設置の注意点

照明器具にはセンサー機能がついているタイプと、別途センサーだけを設置して連動した照明器具を点灯・消灯させるタイプのものがあります。どちらにしても、センサーの設置場所で気を付けるべきポイントがあります。

・センサーは明暗を正しくはかれる場所に設置しましょう。(明暗センサー)
例えば、センサーが常に薄暗い場所や植栽などの影にあると、まだ明るい時間帯に早々に点灯してしまうことがあります。さらには、常にライトが点灯状態になってしまうこともあります。

・センサーが反応する範囲や向きを調整しましょう。(人感センサー)
人が頻繁に通る場所(公道の近くなど)にセンサーを設置する場合、センサーの向きや範囲によっては家の前を人が通るたびにライトが点灯してしまいます。そのたびに通行人を驚かせてしまいますし、ライトが点灯することに慣れてしまっては防犯の効果が薄れてしまいます。

     

3. お住まいをおしゃれに照らすライティングのポイント

ライティングの方法は、建物や敷地の形状、エクステリア&ガーデンのデザインによっても違いますが、共通するいくつかのポイントを押さえればワンランク上のライティングをすることができます。

3-1 器具選びと配置

器具選びと配置
器具選びと配置
お住まいは、優しく上品な光で照らしましょう。明るすぎたり派手すぎる色の光や、光源が見えてしてしまってはおしゃれに見えないだけでなく、光害になってしまいかねません。人の目線に光が向かないように注意して配置することもとてが重要です。
例えば、スポットライトで植栽や壁を照らして間接的に空間を明るくしたり、サイドや下方に光が広がる照明器具を選択しても良いでしょう。また、照明器具その物がオブジェ的な役割をすることもあります。建物や外構のデザインとマッチするものを選びましょう。

3-2 植栽の魅せ方

植栽はお住いにとって意匠的にも心理的にもとても重要なアイテムです。せっかくの植栽を夜もきれいに魅せましょう。シンボルツリーをライトアップすれば昼間よりもさらに印象的になりますし、それぞれの植栽に効果的な光の当て方をすることによって、昼間とは違うおしゃれな表情の樹形を楽しむことができます。また、光を当てることで外壁や床面に映る樹陰もまたデザインのひとつになります。
植栽の魅せ方
植栽の魅せ方
植栽の魅せ方

3-3 素材を際立たせる

素材を際立たせる
素材を際立たせる
照明で照らすことで昼間とは違った素材の質感を表現することができます。例えば、石材を使った外壁の表面の凹凸感や塗り壁の柄なども際立って見えます。
また、光で照らすことで浮き上がってくる影によって奥行き感が増し、景色に深みを感じさせます。

4.設置場所別ライティングのポイント

お住いの各エリアによってそれぞれに照明の役割と光の演出方法が異なります。
照明の設置場所別にライティングのポイントをご紹介します。

4-1 門まわり

門まわり
門まわり
 お住いの入り口となる門周りの照明は、夜間の訪問者や帰宅する家族を温かく出迎えます。デザインによっては表札やポストの投函口を照らしたり、意匠的にも機能的にも大切なアイテムです。また、常夜灯となる門灯には、明るさセンサーやタイマー付きなどを取り入れても良いでしょう。つけ忘れや消し忘れを防ぐことができるので、外出時でも安心な上節電にもつながります。
門周りはその家の顔と言える場所です。さまざまなバリエーションの照明を使って門扉や門袖のデザイン、植栽などをドラマチックに演出しましょう。ただし、門周りは公道に面しているケースが多いですので、街並みを乱すようなライティングをしないように注意が必要です。

4-2 アプローチ

アプローチ
アプローチ
敷地の入り口から玄関をつなぐアプローチは、頻繁に人が通る場所です。階段などの段差が設けられることも多く、夜間は特に安全面を考慮した照明計画が必要となってきます。
距離の長いアプローチには、玄関まで誘導するように複数の照明を連続して設置したり、周囲の植栽を照らすなど、灯りを楽しむ演出もおすすめです。足元を明るくするためにフットライトを組み込んだり、高さの低いスタンドやポールタイプの照明器具を設置してもいいでしょう。階段の蹴上に間接照明を埋込む手法は、段差の躓き防止にも有効で見た目にも美しくドラマチックにアプローチを演出することができます。

4-3 玄関

玄関
玄関
玄関まわりには、玄関扉や玄関ポーチ空間全体を明るくする照明が必要です。一般的には建物の建設会社の範疇になることが多いので建築計画の際に照明のお打ち合わせが必要になります。門灯と同様に、センサーやタイマー付きなどの照明など防犯機能の付いたタイプを選ぶと安心です。玄関灯やポーチ灯は、比較的デザイン性のあるものが多いので玄関ドアや外観デザインにマッチしたものを選びましょう。

4-4 庭(ガーデン)

庭(ガーデン)
庭(ガーデン)
庭のライティングは、空間の広さやデザインによってさまざまな演出方法が考えられます。植栽に光をあてたり建物の壁を照らすなどの演出をするのも良いでしょう。外からだけでなく、室内からも庭の夜景を楽しめるような工夫をしたいものです。また、灯りに高低差をつけることで奥行きや立体感も生まれます。平面的なプランだけでなく立体的に考えることもポイントでしょう。
防犯面では、塀や植栽の陰に不審者が潜むことができるような暗がりを作らないこと。そのほか、ライトアップなどを計画する際は光の方向や明るさなどに注意し、近隣への配慮を忘れないようにしましょう。

4-5 デッキ・テラス

デッキ・テラス
デッキ・テラス
第2のリビングとして家族や友人と食事をしたり、趣味や憩いの場となるデッキやテラス。暗くなっても有効活用するためには照明が必要となってきます。
テラス屋根やパーゴラの柱・梁の高い位置から下を照らせば広範囲の明るさを確保できます。また、間接照明を上手に設置したり植栽などをライトアップすることによって、美しく居心地の良い癒しの空間を演出することができます。
大きな窓に隣接することが多いデッキやテラスをライティングすると室内からの眺めも良くなりますし、明るい室内が鏡のように窓にくっきり映り込んでしまうのを軽減するという効果もあります。安全面でも照明で明るく照らすことにより、段差や障害物などが認識でき注意喚起の役割も果たします。

4-6 駐車スペース

駐車スペース
駐車スペース
駐車スペースのライティングは、安全性を重視することが大切です。夜間の車の出し入れ、荷物の積み下ろしなどがしやすいような照明計画をしましょう。照明の設置場所や光の方向によっては、駐車している車の影になり足元や作業する手元が暗くなってしまうことがあります。人の動線に光が届いているかしっかり考慮して照明を設置しましょう。例えば、車の誘導灯を兼ねてフットライトなどを設置しても良いでしょう。
また、防犯面にも十分に配慮が必要です。明るい照明は自動車の盗難防止にもつながりますし、人を感知して点灯する人感センサー付きのタイプもおすすめです。

4-7 勝手口

勝手口
勝手口
勝手口は、人の目が届きづらい住まいの裏手に面することも多いため、夜間の使い勝手はもちろん、防犯面を重視することが大切です。明るさセンサーや人感センサー付きのタイプの照明を設置するのもいいでしょう。

5.植栽のライティングテクニック

ひと口に植栽のライティングと言っても植栽のタイプや植えられている場所によって美しく魅せる照らし方が異なります。それぞれの植栽が最も素敵に見える手法でライティングをしましょう。

5-1 高木のライティング

高木のライティングは「アップライティング

① 葉の密度が薄い樹木

 葉の密度の薄い樹木は光が枝葉の間から抜けやすいので、樹木の根元から見上げるように「アップライティング」しましょう。このライトアップは樹木だけでなく空間全体を明るく美しくしてくれます。
また、壁面が近くにあれば壁面に樹木の影を投影し、アーティスティックな空間を作り出す「シャドウライティング」や、樹木の影を地面に落とし木陰のような演出ができる「ムーンライティング」などの手法もおすすめです。

葉の密度が薄い樹木
葉の密度が薄い樹木

② 葉の密度が濃い樹木

 葉の密度の濃い樹木は、樹冠より外側の下の方から「アップライティング」すると美しく魅せることができます。
また、片方からだけでなく両サイドから照らす「クロスライティング」もおすすめです。

葉の密度が濃い樹木
葉の密度が濃い樹木

③ 季節を演出する樹木

 樹木は季節や年月を経て変化し、それに伴い最適な魅せ方も変化します。葉の色、樹木の高さ、樹木の形に合わせ、最適なライティングを調整することが樹木を美しく魅せるポイントです。
例えば、春の桜は白い光で「アップライティング」や「クロスライティング」することで淡いピンクの花びらがより美しく闇に浮かび上がります。また、秋の紅葉は根元から赤っぽい光で照らすことでより紅葉の色味を活かせますし、南国イメージのヤシの木やソテツ・シュロなどは特徴的な形の葉や幹の質感を「アップライティング」で活かしたり、樹形を「シャドウライティング」で壁に投影してアートのように楽しめる手法もあります。

季節を演出する樹木
季節を演出する樹木
季節を演出する樹木

5-2 低木のライティング

低木の場合は、植栽よりも背の高いポールライトを設置し上方から照らすのが一般的です。その他にあえて背の低いポールライトを設置し、植栽に埋もれるように設置するという方法があります。その場合、光が植栽の中にたまり優しい演出をすることができます。ただし、葉の密度が濃い植栽には適さないので注意しましょう。
低木のライティング
低木のライティング

6.照明計画における注意点

エクステリア照明は、住まいの灯りであると同時に、周囲の街並みの灯りにもなるものです。自分の家のことだけ考えずに、街全体の景観や防犯を考慮した照明計画を心掛けることが大切です。
また、今後は無駄なエネルギーを使用しない適切な照明計画することがますます重要になってきています。エクステリア照明に関しても周辺環境やライフスタイルに合わせ、初期費用だけでなくランニングコストも考慮して人と地球にやさしい照明計画をしましょう。

照明計画における注意点

7.照明計画まとめ

エクステリア照明は種類も豊富でさまざまな設置方法があります。
どこにどの照明をどのように設置すればいいのか判断が難しく、光の組み合わせがうまくいかない事もあります。
せっかくの素敵なお住まい。夜間にもさらに魅力あるものにするためには知識と経験が豊富なエクステリア&ガーデンのプロにお任せすることをお勧めします。