HOME施工事例セミクローズ外構・エクステリア高低差を見せ場に変えたモダンな新築外構
道路から玄関まで約3mの高低差があるS様邸。長い階段を単なる移動空間とせず、エントランスゲートや踊り場、坪庭などの見せ場を段階的に配置しました。ゲートをくぐり、階段を上り、門扉を抜けて玄関へ。高低差を活かした外構ならではの立体的なアプローチデザインによって、歩くたびに景色が移り変わります。黒い格子や深みのある石調タイル、植栽を組み合わせた、モダンで趣のあるエントランスです。

S様邸

概要
  • ■施工期間:8週間

高低差のある敷地の処理と、車庫・アプローチの適切な配置が課題だったS様邸。そこで車庫と人の動線をエントランスゲートで自然に分け、玄関へ向かう階段には踊り場や門扉、坪庭といった複数の見せ場を設けました。玄関近くには既存の飛び石や灯籠、水鉢を再利用した坪庭を計画。既存のコンクリート擁壁にはライムストーン調のエバーアートボードを施し、擁壁のある外構ならではの高さと存在感をデザインに取り込みました。黒い格子と石調素材、和の庭景色を調和させた、高低差を活かした和モダン外構です。

道路から玄関まで約3mを上るS様邸。擁壁のある高低差の大きな敷地では、道路と玄関をただ階段でつなぐだけでは、長く単調なアプローチになってしまいます。そこで、敷地の高さをデメリットとして隠すのではなく、玄関までの道のりにいくつもの「見せ場」をつくる高低差を活かした外構を計画。歩くにつれて景色と空間の性格が切り替わるアプローチデザインとしました。

この外構デザインの核となるのが、車庫とアプローチを分けるエントランスゲートです。タカショー「ホームヤードルーフ」を生かして構成した黒いフレームと縦格子が、立体的に空間を区切ります。ゲートをくぐることで、道路側のパブリック空間から住まいのプライベート空間へと意識が自然に切り替わる設計です。背後には小さな前庭を設け、2世帯分のポストやインターホン、表札などの機能も集約しました。

その先の階段には、金属のような深みのある色調のリビエラ「ハイバー」(300×600mm・ラスティアイロン)を採用し、蹴上は平均約130mmに設定。約3mの高低差を一気に上るのではなく、途中に踊り場を設けて動線にリズムをつくりました。さらに門扉を配置することで、玄関へ近づくほど空間が徐々に囲われ、プライベート感と安心感が高まるアプローチデザインとしています。

さらに玄関奥には、既存の飛び石や灯籠、水鉢を再利用した坪庭を配置。アラカシやイロハモミジの株立ち、ユズリハ、ミツバツツジなどを配し、季節感のある庭景色をつくりました。黒い格子や深みのある石調タイルによるモダンな意匠に、飛び石や灯籠、モミジなどの和の要素を重ねた和モダン外構です。高低差があるからこそ生まれるダイナミックな景観と、歩く楽しさを感じられるエントランスに。完成後は庭を楽しみながら、住まいの品格を高める外構として気に入っていただいています。

高低差を生かす外構

道路から玄関まで約3mの高低差がある擁壁のある外構。その敷地条件を積極的に活かし、車庫とアプローチをエントランスゲートで自然に分けながら、階段や踊り場、坪庭を段階的に配置しました。道路側に立つ黒いエントランスゲートが、立体感のあるファサードの印象的なアクセントです。既存のRC擁壁にはライムストーン調のエバーアートボードを施し、擁壁上のフェンスもゲートと色調をそろえて、ファサード全体に統一感を持たせました。異なる素材の色調をそろえることで建物との調和を図り、高さのある擁壁を外構デザインの一部として見せています。また、エントランスのイロハモミジ、室内側のアラカシ、ユズリハなどが彩りを添えます。高低差を隠すのではなく、敷地ならではの個性としてデザインに取り込んだ新築外構です。

高低差が分かる施工前のファサード

新築時のファサード。道路と玄関には約3mの高低差があり、車庫とアプローチの配置や、長い動線をどのように魅力的に見せるかが課題でした。

領域を切り替えるゲート

黒いフレームと縦格子で構成したエントランスゲート。宅配ボックスもすっきりと組み込み、機能を集約しています。ここをくぐることで、道路側のパブリック空間から住まいのプライベート空間へと意識が自然に切り替わります。

踊り場で変化する動線

約3mの高低差を一気に上るのではなく、階段途中に踊り場を設けて上りやすさに配慮。門扉を境に玄関へ近づくほどプライベート感が増し、景色にも変化が生まれるアプローチデザインです。

機能を集約した前庭

ゲート裏の前庭。ライムストーン調の壁面に、2世帯分のポストやインターホン、表札をすっきりと集約。植栽を添え、機能的なスペースにもやわらかな表情を加えました。

高低差が生む奥行き

玄関側から道路を見下ろすと、ゲートや門扉、踊り場が重なり、立体的な景色が広がります。タカショー「千本格子」の縦ラインが視線をほどよく遮り、高低差ならではの奥行きを際立たせています。

既存石を生かした坪庭

玄関のさらに奥には、既存の飛び石や灯籠、水鉢を再利用した坪庭を配置。砂利の中に飛び石を連ね、モダンな外構に和の趣を添えました。夜は照明が灯り、帰宅時にほっとできる小さな見せ場です。

擁壁を彩る黒いフェンス

RC擁壁の上には、建物やエントランスゲートと色調を合わせた横格子フェンスを設置。水平に伸びるラインが擁壁の存在感をやわらげ、高さのある外構に軽やかさと統一感を与えています。