HOME施工事例ガーデン・庭つづれおりの庭を育む邸宅外構デザイン
東京都世田谷区のA様邸は、重厚感のある住まいと調和する邸宅外構と中庭を一体で計画した新築外構です。コンセプトは「Tapestry(つづれおり)」。印象的なゲートデザインを起点に、アプローチ、カースペース、観賞庭園、デッキ、サービスヤードなど、異なる役割を持つ空間を緩やかに重ね合わせました。水平ラインを基調に、ヴィンテージモダンの素材と植栽を織り交ぜ、建築と調和するモダンなエントランスデザインを実現しました。

A様邸

概要
  • ■施工エリア:東京都世田谷区
  • ■施工期間:4週間

A様が望まれたのは、新築の建物にふさわしいステイタス感のある高級外構と、室内から眺めて楽しめ、家族も集える庭でした。約80㎡の敷地を、エントランスゲート、アプローチ、カースペース、中庭、サービスヤードにゾーニング。シャッターと通用門を一体化した特注ゲートを中心としたゲートデザインで、横格子フェンスやフレームアーチを連続させ、建築の屋根やバルコニーと呼応する水平線を構成しました。庭側はデッキ、テラス、ベンチとして使える花壇を斜めの軸線でつなぎ、目隠しと通風を両立した家族が集うプライベートガーデンをデザインしました。サービスヤードまでを含め、用途ごとの空間がゆるやかにつながる邸宅外構としてまとめています。

設計の核となったのは、用途の異なる場所を一枚の織物のようにつなぐ「Tapestry(つづれおり)」という発想です。道路側では、住まいの顔となるゲートデザインを中心に構成。エントランスデザインの主役となるシャッターゲートと特注ロートアルミ門扉を一つのアーチにまとめ、門塀や横格子フェンス、花壇の土留めまで水平ラインを重ねました。ゲート軒下のダウンライトが、夜には素材の陰影を穏やかに浮かび上がらせます。

門扉を入ると、斜めに敷いた石張りが玄関へ視線を導き、その先でジューンベリーが中庭への期待感を高めます。ウッドデッキは室内フローリングと方向をそろえつつ、輪郭をあえて斜めに振り、花壇やテラスと連動する動きのある構成に。デッキからテラスへは段差で滑らかにつなぎ、家具を置いてお茶を楽しめる居場所を設けました。横格子フェンスとフレームアーチが外部の視線を和らげながら風を通し、手持ちの鉢植えも地植えとして活用。街並みに風格を添える邸宅外構として、それぞれの空間が緩やかに重なり合い、住まい全体を一枚の「つづれ織り」のようにまとめ上げた新築外構デザインとなりました。

水平線が織りなす門構え

シャッターゲートと通用門を一体化し、建物の顔となるエントランスデザインです。質感のあるタイルを全面に張り、格子をモチーフにしたロートアルミ門扉やフィックスフェンスを組み合わせて、ヴィンテージモダンの重厚感を表現しました。設計では、ゲートの高さや幅、門扉との余白など、全体のプロポーションを丁寧に調整。庭前の横格子フェンスにも上部へフレームアーチを渡し、ゲートから連続する水平線によって建物との一体感を高めています。軒下にはダウンライトを設け、夜はタイルの凹凸やアイアンの陰影が穏やかに浮かぶ設計に。カースペースの機能性と、訪れる人を迎える上質な門構えを一つにまとめ、高級外構ならではのファサードデザインです。

斜めの石張りが導く門路

ロートアルミ門扉を開くと、斜めに張った石のラインが玄関へ視線を導きます。壁の開口部に設けたアイアンフェンスも、重厚なゲートのアクセントです。

建物の印象を決めるゲートデザイン

格子をモチーフにした特注門扉。アイアンの素材感とタイル壁が一体となり、奥に見えるジューンベリーが中庭への期待感を高めます。

水平線をつなぐ目隠し

庭の前面にはオリジナルの横格子フェンスを設置。上部のフレームアーチをゲートと連続させ、目隠しを兼ねながら横への広がりを強調しました。

室内と庭を結ぶデッキ

中庭の入口ではジューンベリーが空間を緩やかに区切ります。室内のフローリングと方向を揃えたデッキから、段差を介してテラスへ自然につながります。

斜めの軸線が生む庭景

デッキ、テラス、花壇を斜めの軸線で重ね、見る角度によって景色が変わる庭に。植栽に囲まれながら、お茶や会話を楽しめる家族の居場所です。

風と緑を通す庭の境界

横格子フェンスと壁の開口部が外からの視線を和らげながら、庭へ光と風を届けます。手持ちの植物も地植えし、邸宅外構にふさわしい落ち着いた庭空間に整えました。